こんにちは、ナイルです。
近年、大雨や台風による冠水被害が全国各地で増えています。
冠水した車両の中には修理されて再販されるものもあり、中古車選びでは「冠水車を見抜けるか」が非常に重要です。
今回は、フォルクスワーゲン・Audiを中心に、冠水車の見分け方や修理が難しい理由、万が一冠水してしまった場合の対処法について解説します。
この記事はこちらのYouTubeの記事版です。
👉台風で車の水没が多発!冠水車の見分け方や注意ポイント
冠水車とは?
冠水車とは、大雨や河川の氾濫などによって車内や車両下部まで水に浸かった車のことです。
一見きれいに修理されていても、電子制御部品や配線、エンジン・ミッション内部までダメージを受けている場合があり、購入後に高額修理へ発展するケースも少なくありません。
冠水車を見分けるポイント
水位の跡(ウォーターライン)を確認する
冠水した車には、水が到達した跡が残っていることがあります。
特に確認したい場所は、
などです。
分解しないと見えない部分もありますが、水が浸かったラインが残っている場合があります。
サビの発生状況を確認
冠水車は比較的短期間でもサビが発生します。
確認したいポイントは、
- ドアヒンジ周辺
- ピラー内部
- フロア
- シートレール
- ボルト類
通常ではサビにくい場所にサビがある場合は注意が必要です。
車内の臭い
冠水車では、
- カビ臭
- 湿気臭
- 泥のような臭い
が残ることがあります。
クリーニングで一時的に改善されていても、エアコン内部やカーペット下に臭いが残っているケースもあります。
ステアリングコラムのサビ
ステアリングコラム内部の金属部分は通常サビにくい場所です。
ここにサビが発生している場合は、水没歴を疑うポイントになります。
電子部品の浸水
冠水すると最も厄介なのが電子制御部品です。
例えば、
- ドアECU
- エアバッグECU
- クラッシュセンサー
- 各種コントロールユニット
などが浸水すると、故障コードが多数発生したり、安全装置が正常に作動しなくなる可能性があります。
VW・Audiはメカトロニクスにも注意
フォルクスワーゲン・Audiでは、DSG(Sトロニック)のメカトロニクスが比較的低い位置に搭載されている車種があります。
冠水によって内部へ水が侵入すると、
など高額修理につながるケースがあります。
エアバッグECUの浸水
エアバッグECUが浸水すると、事故時にエアバッグが正常に作動しない可能性があります。
安全性に直結するため、冠水歴のある車両では特に注意が必要です。
エンジンにも重大なダメージが発生することも
冠水時にエンジンへ水を吸い込むと、
など重大な故障が発生することがあります。
吸気口まで水位が達した車両は特に注意が必要です。
冠水したときの対処法
もし車が冠水してしまった場合は、被害を最小限に抑えるために次の点を守ってください。
冠水した道路へ無理に進入しない
水深が分からない場所へ進入すると、エンジンや電子制御部品へ重大なダメージを与える可能性があります。
エンジンを始動しない
冠水後は絶対に自己判断でエンジンを始動しないでください。
内部に水が入っている状態で始動すると、ウォーターハンマーによってエンジンが破損する危険があります。
バッテリーを外す
可能であればバッテリーのマイナス端子を外し、電装系の二次被害を防ぎます。
その後は専門工場へ相談しましょう。
まとめ
冠水車は見た目だけでは判断できないことも多く、電子制御やミッションなどに大きなダメージを抱えているケースがあります。
中古車を購入する際は、
などを総合的に確認することが重要です。
特にVW・Audiは電子制御部品が多いため、冠水歴がある車両は慎重に判断することをおすすめします。
「この中古車は大丈夫だろうか?」「冠水歴が心配」という方は、購入前に専門店で点検を受けることで、大きなトラブルを防げる可能性があります。
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