【VARTA】DIYできるVWのバッテリー交換【VWゴルフ7.5TDI】

DIYできる

お電話やメール等でのお問い合わせは、対応に漏れが出てしまう恐れがございます。
必ずラインでのお問い合わせをお願いいたします。
ナイルのYouTubeのチャンネル登録をしたスマホ・PC等のスクリーンショットを送っていただいた方は、見積無料のサービスを行っております。

【VW専門特化のベテランメカニック集団があなたのお悩みにお答えします!】
御来店の難しい方や、DIYでの整備の方法などを知りたい方は、有料サービスのメカコンシェルジュをご利用下さい。

みなさんこんにちは。ナイルの平田です!
今回はVW車のバッテリー交換についてご紹介していきます!

VWゴルフ7.5TDIのバッテリー交換

VWゴルフ7.5TDIのバッテリー交換

ナイルの注文販売でご成約いただいたT様のゴルフ7.5TDIハイラインマイスターです。
ナイルの場合、販売車両の納車の際には、必ずバッテリーの交換をします。

VWのバッテリー交換はDIYできる

VW車もバッテリー交換はDIYできます。
バッテリーの交換作業自体は、20分〜30分でできます。

国産車と違う点としては、ただバッテリーを交換するだけではなく、交換後にやらなければならない作業や設定があります。
今回は、それらも含めてご紹介していきます。

VWゴルフのバッテリー交換のしやすさは?

VWのゴルフ系は、比較的バッテリー交換がやりやすい車種です。
交換作業自体は30分もかからず、だいたい20分ほどでできます。

VWにおすすめのバッテリーは?

バッテリーはいろんなメーカーのものがありますが、VW車に多く使われているバッテリーはVARTAとEXIDEの2種類です。
ナイルのおススメはVARTAのSILVER DYNAMIC AGM

アイドリングストップ付き用のバッテリーです。
今回ゴルフ7.5TDIハイラインマイスターに使用したのはVARTA 570-901-076 E39です。

EXIDEとVARTAのバッテリー比較

VARTAは高性能で信頼性の高い、ドイツ製のバッテリーです。
輸入車の多くは純正のカーバッテリーにVARTAが装備されています。
VARTAにはドイツ製と韓国製がありますが、ナイルで使用しているバッテリーはドイツ製のSilver Dynamicです。

 VARTA(ファルタ)は業界大手のBOSCHにバッテリーをOEM供給しているメーカー。
しかも、ヨーロッパ車搭載数No.1のシェアを誇るメーカーです。
世界で最も著名な自動車メーカーとともにテストをくり返しながら開発され、メルセデスベンツ (Mercedes Benz)Eクラス、BMW 7シリーズ、アウディ(Audi)、ロールスロイス(Rolls-Royce)、ベントレー(Bentley)といった、欧州車の主要メーカーに純正採用されています。

https://densei-jp.net/


ゴルフ7系、7.5も含めて、現行のVWはEXCIDEのバッテリーの方が交換頻度が高く、VARTAのほうが持ちがいいというのが、日々VW車両を施工しているナイル整備士たちの感覚です。

バッテリー交換時期の目安は?

フォルクスワーゲンは、早めの点検・修理

昔のバッテリーは、寿命がわかりやすかったですね。
例えば、エンジンのかかりがちょっと弱いとか、ヘッドライトが暗いとか、わかりやすいサインがありました。
最近のバッテリーの寿命は、突然来ます。
さっきまで動いてたのに、急に寿命を迎えます。

コンビニに停まって、ちょっと買い物をして帰ろうと思ったらエンジンがかからない…
このような突然さでバッテリーが死にます。

ナイルではバッテリーの3年交換を推奨しています

ナイルの場合は、3年サイクルのバッテリー交換をご提案しています。
専用テスターで計ってはいますけど、だいたい3年ぐらいで寿命です。

2年だとちょっと早いけど4年は持たないかな?と思います。
アイドリングストップ付きではない車の場合は、4年もつこともあったのですが、アイドリングストップ付きの車は4年持つのは稀です。
乗り方にもよりますが、アイドリングストップを使っていたら消耗は激しいです。

ナイルではバッテリーの3年交換を推奨しています

バッテリー交換前にバックアップは必要?

バッテリー交換の時にバックアップ取った方がいいですか?
ということをよく聞かれますが、バックアップは取ってあげるに越したことはないです。

ただ、この辺の車のバッテリーのバックアップをとろうと思うと相当大きな容量が必要になります。
DIYでバッテリー交換する場合、バックアップは必須ではないと考えますが、交換後に、後述する作業をしっかり行う必要があります。

Panasonicナビ付きの車のバッテリー交換

昔のパナソニックナビがついてる車は、バッテリー交換をするとICが飛んでしまうため、
無償修理ではあるものの、パナソニックに修理に出さないといけないという注意点があります。

バッテリー交換作業

バッテリーを交換していきましょう。
なお、この写真のナンバーは仕入れ時のナンバーです。
車両ご購入のT様は神奈川県のお客様なので、納車前に相模ナンバーに変えます。

使用する工具

  • 10mmのスパナ
  • 13mmのスパナ
  • 長いエクステンションバー

バッテリーを外す

作業としては、ナット2個とボルト1個を外すだけで、バッテリーのターミナルが外れます。

バッテリーを外す時は必ずマイナスターミナルから外してください!

ショート防止の為、必ずマイナスターミナルから先に外してください。
マイナスを外さない状態でプラスとマイナスのどこかに触ると、火花が散ってエンジンECUを壊してしまう可能性があります。

次にプラスターミナルを外しますが、その際、工具がマイナス側のバッテリーポールに触れない様に十分に注意して下さい。

ゴルフ7は手前側にバッテリーを固定しているプレートのボルトを外します。
このボルトが13ミリですね
バッテリーの上二つが10ミリです。

ゴルフ7.5の場合、バッテリーを外す前にステーを取った方がいいです。

これでバッテリーが外れました。

バッテリーカバー付け替え

バッテリーカバー付け替え

バッテリーのカバーを付け替えます。
向きがあるので注意してください。

新しいバッテリーを乗せる時は、ちょっとカバーを上げておくといいです。

バッテリーをつける

バッテリーをつける時は必ずプラスターミナルからつけてください!

外す時はマイナスからですが、つけるときはプラスからです。

バッテリー交換の完了

交換が終わったら、最後に、交換した日付を書き込みます。
いつ交換したのかがすぐ分かるようにするためです。
これでバッテリー交換の作業は完了です。

バッテリー交換後にすること

バッテリーの交換が終わったら調整をします。

警告灯を消す

警告灯を消す

取り替えたばかりの状態は、色々な警告が出てしまいます。

これを消すために、一度車を動かします。
車を動かすことで、ついてしまった警告はあらかた消えます。

パワーウインドウの基本調整

パワーウインドウの基本調整をします。
バッテリー交換後は、パワーウインドウのAUTOが効かなくなります。

全部の窓のパワーウインドウを一番上まで上げた状態から、さらにもう一度上にあげます。
カチャッと音がしたら調整完了です。
これで、パワーウインドウのAUTO機能が調整できました。

時計の設定

時計の設定

GPSに設定していない場合、時計の設定が必要です。

設定の手順

  1. メニュー
  2. 車両
  3. 設定
  4. 時計
  5. 日付と時間
  6. GPS

これで時計もセットされました。

パフォーマンスモニター

パフォーマンスモニターかっこいいですね。

アダプテーション

最後はアダプテーション。
我々専門店はバッテリーを交換したら必ずアダプテーションしますが、
こちらに関しては、DIYでできない方がほとんどの部分ですし、やらなくても走行には問題ありません。

アダプテーション

アイストのカウントリセット

アイドリングストップ付きの車に関しては、アイドリングストップを何回やったかカウントしているようなので、リセットします。
アイドリングストップ車ではないタイプのバッテリーにはほとんど意味がなかった作業です。

ECUの故障履歴リセット

バッテリー交換の時についた警告に関して、ECUの履歴に残るので、これをオールリセットしてまっさらな状態にしてあげます。

アンペアの変更

換えたバッテリーのアンペアが何アンペアか入力します。
今回は70Aから70Aなので、変更なしでした。

バッテリーのタイプ入力

今回、このゴルフに元々ついていたバッテリーがEFB+というタイプのバッテリーでした。
これをワンランク上のAGMに交換したので、AGMにタイプを変更します。

バッテリーのメーカー

どこのメーカーのバッテリーに換えたのかを入力します。
ここに関しては、入れても入れなくても走行に影響はありません。

最後のこちらのシリアル

純正だとパーツ番号が出てくるので、そのパーツ番号を入力します。
こちらも、走行に影響はありません。

DIYでVWのバッテリーを交換する場合のデメリット

自分でバッテリー交換する場合に、アダプテーションしなくても走行に支障はありませんが、
故障コードが出た場合、ログとして記録されているので、車に何かあって故障診断した時に、バッテリー交換時の記録がたくさん出てしまいます。

これが誤判断の材料になるおそれがあるので、ナイルで販売した車に関しては、必ずフォルトコードを
一切ゼロの状態で納車するようにしています。

この点が気にならない場合、DIYで交換してしまっても構わないと思いますが、
気になるようでしたら、やはりディーラーさんや専門店さんにバッテリー交換をお願いした方がいいと思います。

ディーラーでバッテリー交換する場合の費用

ディーラーさんのバッテリーはなかなかいいお値段します。
AGMバッテリーという、アイドリングストップ付車のバッテリーになってから、さらに高くなりました。

アウディは二桁台ほどの金額になりますし、VWでも5〜6万円円ほどします。

ナイルのバッテリー交換費用

ナイルの場合は、今回も使用した、純正OEMのVARTAのバッテリーを使うことによって、そこから2万円ぐらいは抑えられます。
純正バッテリーと性能は変わりません。

さらに今回は、元々ついていたバッテリーがEFB+だったところ、
それよりもちょっと上の、AGMというプレミアムバッテリーなので、より良いバッテリーに換わっています。
より良い物に換えて、ディーラーよりも安く施工できました。

タイトルとURLをコピーしました