【ヒーターコアの交換】詰まってクーラントが循環しない【温風が出ない】

ヒーターコアの交換ゴルフ

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みなさんこんにちは。ナイルの平田です!
入庫中のお客様のゴルフ7GTIが、ヒーターが運転席側だけ効かないという珍しいトラブルを起こしていました。
テンパラチャーモーターの故障かな?と思っていたのですが、
どうも原因はヒーターコアにあったようです。

ヒーターコアの仕組み

以前の動画でヒーターユニットについて取り上げたときにご説明しましたが、
ヒーターコアは、熱伝導率が高いアルミや真鍮でできていて、この中をクーラントが通るようになっています。
エンジンで熱されたクーラントが通過するヒーターコアに、ブロアモーターから風をあてて温風を出すというのが車のエアコンの仕組みです。

ヒーターコアの詰まりを確認する方法

ヒーターコア詰まり確認

ヒーターコアに熱湯を循環させてみます。
熱湯を流し込むと、ヒーターコアが温まるのですが、このヒーターコアは一部が冷たいままです。
これは、ヒーターコアに詰まりがあって、熱湯がいきわたらない箇所があるということです。
冷たいままのヒーターコアに風を送っても、当然温風は出ません。

運転席と助手席のヒーターの温度差が起こる理由は?

ヒーターコアの仕組み

ヒーターコアは、グローブボックスを外したところにあります。
クーラントの水路が助手席側から流れているため、水路が詰まっているとはいえ、助手席側では温風が出る状態なものの、運転席側で温風を出すまでには熱量が及んでいないという状態です。

エアコンの効きが悪いときは、ヒーターコアが詰まっている可能性がある

ヒーターの効きが悪いときは、このヒーターコアが詰まっている可能性があるので注意してください。
ヒーターコアがダメになると、全くヒーターが効かなくなることもあります。
今回のゴルフは、ダッシュボードを外さずグローブボックスを外すだけで交換できましたが、
トゥーランなどほかの車種は、ダッシュボードを外す必要があり、工賃が高くなります。

ヒーターコアにとってクーラントは重要

ナイルでは、車検の時に必ずクーラントブースターを入れます。
業者さんによっては、水の量だけを見て必要な分のLLCを足すという人がいます。

クーラントは、寒いときに凍らない、熱いときに沸騰しない水という役割だけでなく、防錆効果ももっているため、パーツを通過する際に発生する錆を防いでくれています。
しかし、走るたび、時間が経過するたびに、防錆効果はどんどん落ちていきます。

その結果、今回のようにヒーターコアが詰まってしまうなどした場合、安い修理ではなくなってしまいます。

ヒーターコアの詰まりにはクーラントが重要

純正でなくてもいいので、定期的なクーラント交換またはクーラントブースターをおススメします。

大きな修理が必要になる前に、ちゃんとメンテナンスをすれば、低コストで車を維持できますよ!

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