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ABS・横滑り警告灯が一斉点灯!夏に多いホイールスピードセンサー故障を解説【VWポロ】

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皆さんこんにちは!ナイルです。

今回は、暑い季節になるとナイルへの相談が一気に増える、フォルクスワーゲンの警告灯トラブルをご紹介します。

平田
平田

もう夏の風物詩と言っても過言ではないですね

今回入庫したのは、フォルクスワーゲン6Cポロ。

メーターにはABS警告灯や横滑り防止警告灯、タイヤ空気圧警告灯などが表示されていました。

これだけたくさんの警告灯が一斉に点灯すると、

「エンジンやミッションまで壊れたのでは?」
「かなり高額な修理になるのでは?」

と不安になる方も多いと思います。

しかし、夏場にこのような警告灯が一斉点灯した場合、原因はABSホイールスピードセンサーであることが非常に多いです。

今回は、故障診断からセンサー交換、部品選びの注意点まで詳しく解説します。

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ABS・横滑り・タイヤ空気圧警告灯が同時に点灯

まずはエンジンをかけて、メーターの状態を確認します。

今回の車両では、入庫時に次の警告が表示されていました。

  • ABS警告灯
  • 横滑り防止装置の警告灯
  • タイヤ空気圧警告灯
  • アイドリングストップエラー

撮影時には一部の警告灯が消えていましたが、症状が出たり消えたりするのもABSセンサー故障でよくある特徴です。

気温が上がったときや、しばらく走行した後だけ警告灯が点灯するケースもあります。

診断機には複数の故障コードが入る

診断機を接続すると、ABSだけでなく複数のコントロールユニットに故障コードが記録されていました。

今回エラーが入っていたのは、

  • エンジン
  • トランスミッション
  • ABS
  • ステアリングアシスト

などです。

これだけ見ると、複数の部品が同時に故障したように感じるかもしれません。

しかし、本当の原因は一つでした。

ABSユニットに記録されていたのは、

左リア・ホイールスピードセンサーの信号なし

という故障コードです。

なぜABSセンサーひとつで警告灯が大量点灯するの?

ABSホイールスピードセンサーは、それぞれのタイヤがどのくらいの速さで回転しているかを測定する部品です。

この車輪速度の情報は、ABSだけでなく、さまざまなシステムで共有されています。

例えば、

  • ABS制御
  • 横滑り防止制御
  • トラクションコントロール
  • タイヤ空気圧監視
  • アイドリングストップ
  • エンジン制御
  • トランスミッション制御
  • ステアリングアシスト

などです。

一つの車輪速度が分からなくなると、それぞれのシステムが正しい制御を行えなくなります。

その結果、関連する複数の警告灯が一斉に点灯します。

平田
平田

警告灯がいっぱい点くので不安になりますが、
実際の原因はABSセンサー一つということが多いです

夏場の大量警告灯はABSセンサー故障が多い

以前は、ABSセンサーの故障コードが入っていても、

  • センサー本体の故障
  • 配線の断線
  • コネクターの接触不良
  • ハブ側の読み取り不良

などを区別するため、診断機で4輪それぞれの車速を確認していました。

実際に車を動かし、どのタイヤだけ速度を読み取っていないかを測定する方法です。

ただし、ナイルで毎年数多くの車両を見てきた経験上、夏場にABS・横滑り警告灯が一斉点灯した場合は、ホイールスピードセンサー本体の故障であるケースが非常に多くなっています。

もちろん、診断をせずに決めつけることはできません。

ただし、VW・Audiで暑い日に同様の症状が出た場合、ABSセンサーは最初に疑う部品の一つです。

今回は左リアのABSセンサーを交換

診断結果から、今回は左リアのホイールスピードセンサーを交換します。

交換作業自体は比較的簡単です。

車種によってはタイヤを外した方が作業しやすい場合もありますが、今回のポロはリフトアップすれば、そのままセンサーへアクセスできました。

ABSセンサーはどこに付いている?

ABSセンサーは、ホイールハブの近くに取り付けられています。

タイヤの回転を検知する必要があるため、ブレーキやハブ周辺に配置されています。

今回のポロでは、センサーはトルクスT30のボルト1本で固定されていました。

作業の流れは次のとおりです。

  • 固定ボルトを外す
  • センサーをハブから引き抜く
  • コネクターを外す
  • 取り付け部分を清掃する
  • 新しいセンサーを取り付ける
  • コネクターを確実に接続する

作業時間だけでいえば、10分程度で交換できます。

コネクターの爪を割らないように外す

固定ボルトを外したら、古いABSセンサーを引き抜き、配線のコネクターを外します。

コネクターには樹脂製のロック爪があります。

経年劣化や熱の影響で硬くなっている場合もあるため、無理に引っ張ると爪が割れてしまいます。

ロック部分を正しく解除し、配線を引っ張らずにコネクター本体を持って外します。

新品センサーを付ける前に必ずエアブロー

古いセンサーを外した後は、そのまま新品を取り付けず、取り付け穴を清掃します。

今回の車両も、センサー周辺にかなりのブレーキダストや汚れが付着していました。

ABSセンサーは、ハブ側の回転信号を読み取っています。

取り付け部分に異物やダストが多く付着していると、センサーが正しい位置まで入らなかったり、信号の読み取りに影響したりする可能性があります。

そのため、エアブローで汚れを飛ばし、取り付け面をきれいにしてから新品を装着します。

新しいABSセンサーを取り付け

清掃が終わったら、新しいABSセンサーを取り付けます。

センサーを奥まで正しく差し込み、トルクスボルトで固定します。

最後にコネクターを接続します。

「パチン」とロック音がするまで差し込み、簡単に抜けないことを確認します。

外観が同じように見えるセンサーでも、コネクターの寸法や爪の位置が微妙に違う場合があります。

無理に押し込むと、車両側のコネクターを破損する可能性があります。

商品紹介|ATE製ABSホイールスピードセンサー

今回ナイルで使用したのは、ATE製のABSホイールスピードセンサーです。

ATEは、ブレーキ部品や電子制御部品を製造しているメーカーで、VW・Audiをはじめ、多くの欧州車で純正供給や純正OEMに採用されています。

純正ABSセンサーの価格

今回の車両用の純正ABSセンサーは、ナイルで確認した時点で税別約2万2,000円でした。

センサー一つとしては、比較的高額な部品です。

そのためナイルでは、品質と価格のバランスを考え、純正OEMとして実績のあるATE製センサーを使用しています。

ATE製を選ぶ理由

ATE製センサーには、次のようなメリットがあります。

  • 欧州車での採用実績が多い
  • 純正品に近い寸法精度
  • コネクターのフィッティングが良い
  • 信号の読み取りが安定している
  • 純正品より費用を抑えられる

部品代を抑えながら、信頼性も確保しやすい選択肢です。

安すぎるABSセンサーには注意

ABSセンサーは、インターネット上でも非常に安い商品が販売されています。

しかし、見た目が同じだからといって、どの商品でも正常に使用できるとは限りません。

ナイルでも過去に、新品の社外センサーへ交換したにもかかわらず、警告灯が消えなかった事例がありました。

最初は車両側の配線不良を疑い、配線の引き直しまで行いました。

しかし、最終的な原因は新品として取り付けたABSセンサーそのものでした。

平田
平田

新品だから大丈夫だと思っていたら、その新品センサーが不良だったことがあります

ABSセンサーの品質が低いと、

  • 新品でも信号を出さない
  • 走行中だけ信号が途切れる
  • コネクターが正常に固定できない
  • 警告灯が消えない
  • 短期間で再故障する

といった問題が発生することがあります。

安さだけで選ぶと、診断や再交換の費用が余計にかかる可能性があります。

ABSセンサー交換後に必要な確認

センサー交換後は、診断機を使用して故障コードを消去します。

その後、

  • 警告灯が消えているか
  • 4輪の車速が正常に表示されるか
  • 走行中に再び警告灯が点灯しないか
  • ABSや横滑り防止装置にエラーがないか

を確認します。

センサーを交換しただけで終わりではなく、正常な信号が戻っていることを確認して作業完了です。

以前は診断と交換で2回来店が必要だった

以前は、お客様から「警告灯が点いた」と連絡をいただいた場合、まず診断のために一度ご来店いただいていました。

診断して故障している車輪を特定し、部品を注文。

部品が入荷した後、改めてご来店いただいて交換していました。

つまり、

  • 診断のために来店
  • 部品入荷後に交換のため再来店

という流れです。

しかし、ABSセンサー故障の入庫が非常に多いため、現在ナイルでは主要車種用のセンサーをある程度在庫しています。

在庫がある車種であれば、30分ほどお待ちいただく間に、

  • 診断
  • 故障箇所の特定
  • センサー交換
  • 故障コード消去
  • 作動確認

まで行える場合があります。

ABS警告灯が点いたまま走っても大丈夫?

ABS警告灯が点灯していても、通常のブレーキ自体は効くケースが多いです。

ただし、ABSや横滑り防止機能などが停止している可能性があります。

特に雨天時や急ブレーキ時には、

  • タイヤがロックする
  • 車両姿勢を制御できない
  • 横滑りを抑えられない

など、安全性に影響する可能性があります。

また、本当にABSセンサーだけが原因なのか、ABSユニットや配線に異常がないかは、診断しなければ判断できません。

警告灯が点灯した場合は、放置せず早めに診断を受けてください。

まとめ

今回は、6Cポロに発生したABS・横滑り・タイヤ空気圧警告灯の一斉点灯についてご紹介しました。

診断の結果、原因は左リアのABSホイールスピードセンサーでした。

ABSセンサーの信号が一つ途切れるだけで、

  • ABS
  • 横滑り防止
  • タイヤ空気圧監視
  • アイドリングストップ
  • エンジン
  • トランスミッション
  • ステアリングアシスト

など、複数のシステムに故障コードが入ることがあります。

警告灯の数が多くても、必ずしも複数の部品が壊れているとは限りません。

今回の作業では、純正OEMとして実績のあるATE製ABSセンサーを使用しました。

ABSセンサーは価格差の大きい部品ですが、安価すぎる製品では、新品でも正常に作動しないケースがあります。

部品選びでは、価格だけでなくメーカーや実績も確認することが重要です。

「夏になってABS警告灯が点いた」
「横滑りやタイヤ空気圧の警告が一斉に出た」
「警告灯が点いたり消えたりする」

という場合は、ABSホイールスピードセンサーの不良が考えられます。

ナイルプラスでは診断と交換に対応していますので、公式LINEからお問い合わせください。

👉 公式LINEから
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