みなさんこんにちは。ナイルの平田です!
今回はアウディS3にサブコンを装着していきます。
サブコンとコンピュータチューニングの違い
以前コンピュータチューニングの動画を上げたことがあるんですが、
コンピュータチューニングは、エンジンのECUのプログラムを書き換えてパワーを上げる仕組みです。
サブコンは、エンジンECUはそのままで、マニホールドのセンサーとブーストのセンサー二か所の数値を変える事によってをパワーを出すという仕組みです。似ているようで、別物です。
サブコンならディーラー保証期間中でも装着可能なのがコンピュータチューニングと違う
コンピュータチューニングの動画でもお話ししましたが、
サブコンは、施工後はディーラーで受け付けてもらえないコンピュータチューニングと違って、装着した後でもディーラーに入れます。
そのため、ディーラーの保証が残っている、購入から3年以内の方などは、コンピュータチューニングではなくサブコンをお勧めします。
サブコンは配線を付けることによってセンサーの数値を変えるもので、カプラーをセンサーにかませた後にガチャンとつけます。
ノーマルに戻すカプラーというものがあるので、ディーラーに持って行く時は、そのカプラーを付けると、ノーマルと同じ状態にできます。
その状態であれば、ディーラーに持って行っても大丈夫です。
サブコンとコンピュータチューニングの馬力アップのコスパと乗り味の違い
このアウディS3は、元々290馬力あり、サブコン装着前でも相当パワーがあります。
ここにサブコンをつけることによって、約45馬力アップします。
サブコンの金額が4万8千円なので、1馬力1000円ほどの計算になりますね。
GIACのコンピュータチューニングは13万円で82馬力アップします。
そう聞くとサブコンのほうがコストパフォーマンスに優れているように思いますが、コンピュータを書き換えたほうがやはり乗り味はいいです。
アウディS3にサブコン装着
取り付けていきましょう。まずはセンサーを外します。
マニホールドのセンサー
マニホールドのセンサーはここ
まずはマニフォールドのセンサーの方から。
センサーを外して、カプラーをパチンと装着。
元々の位置に、分岐させたカプラーをぱちんと。
これで上側は完成ですが、後で配線をやります。
ブーストのセンサー
ブーストのセンサーは下の位置にあるので一回上にあげますね。
ここにあるセンサーこれがブーストのセンサー
ここにみえるこれがさっき外したカプラーです。
上から引っ張ってきたので、今度はこちらを差し込む
ここにもともとのものをパチンと差し込む。
配線の処理
配線がぶらぶらしていると、ラジエータのファンに当たったり、熱を持つところに当たったりしてしまうので、バンドで縛ってきれいに配線をまとめます。
上側のマニホールドセンサーに戻ります。
さっき付けたところをタイラップでまとめます。
ナイルではこういったテープを巻いて、音がしないような対策もしています。
サブコンの取り付け・取り回し位置は?
サブコンや配線の位置に決まりがある訳ではないので、それぞれでいい位置につけてもらえればと思います。
なるべく熱を持たないところが好ましいので、ナイルでは、燃料などのホースに付けるよりは、配線と一緒に束ねる取り回しをします。
ECUの配線と一緒にこうやって止めてあげる感じ。
ただ、サブコンに水が入ってしまわないように注意してください。
下側の方など、場所によってはその水が入っちゃう場所もあるので
なるべく水がかからないところを選んでください。
専用のそのステーを使って固定する場合もあります。
サブコン装着後は故障コードとエンジンルームのチェック
取り付けが終わったら、コンピュータで診断して、故障コードが入っていないかどうか確認して、入っていたら消去します。
エンジンをかけて、メーター上に何も表示がないことを確認したあとに、こちらの方でも、故障コードが入っていませんでした。
エンジンをかけたままで、エンジンルームでちゃんと干渉してないかもしっかり見てくださいね。
ディーラー入庫時はサブコンを外す
先ほどご説明したように、ディーラーに行く場合はノーマルに戻してから入庫してください。
コネクタを外して、こちらに付け替えればOKです。
サブコン装着をDIYできるか?
サブコンのマニュアルには、専門店や整理工場でお願いしてくださいと書いてありますが、DIYは可能なのでしょうか?
サブコン装着の作業時間
サブコン装着にかかる作業時間としては、何もなければ30分程度です。
車種によっては、エンジンルームだけの作業で完結できるものもあるのですが、
このアウディS3に関しては、下側にセンサーがあるので、リフトアップやジャッキアップが必要になります。
サブコン装着時にチェックランプがついてしまう
また、サブコンを装着する場合、チェックランプがついてしまうケースが結構多いのです。
一回ついたチェックランプは、不具合じゃなくても、専用の診断機やパソコンがないと消せません。
その点がネックなので、ハードルは若干高めだと思います。
個人的には、得意な方ならDIYでできなくもないかな?と思いますが、そうでない場合は、極力車屋さんにお願いする方がいいと思います。
サブコンは、ディーラーの入庫ができる状態で手軽にパワーアップできるので、チューニングとしてはいいのかなと思います。
ナイルでもメインで取り扱っているような作業なので、気になる方はお気軽にお問い合わせいただければと思います。