こんにちは、ナイルです。
今回は、車検で入庫したVolkswagen トゥアレグのヘッドライトリフレッシュをご紹介します。
長年使用したヘッドライトは紫外線や経年劣化によって曇りや黄ばみが発生し、光量不足で車検に通らなくなることがあります。
本来であれば新品交換が理想ですが、このトゥアレグのヘッドライトは国内在庫がなく、しかも新品価格は片側約38万円(税込)という非常に高額な部品です。
そこで今回は、ヘッドライトを研磨・コーティングして、車検に対応できるレベルまで復活させました。
この記事はこちらのYouTubeの記事版です。
👉国内在庫なしのトゥアレグヘッドライトがリペアでここまで復活
車検で問題となるヘッドライトの曇り


車検では、
- ヘッドライトの光量
- 光軸
が検査されます。
今回のトゥアレグはレンズ全体が白く曇っており、点灯しても光が拡散してしまう状態でした。
見た目だけではなく、実際の明るさも大きく低下しており、このままでは車検に通ることが難しい状態です。
新品交換は片側約38万円


本来であればヘッドライトAssy交換となります。
しかし、
という価格になります。
左右交換すると約80万円近くになるため、現実的ではありません。
そこで今回は、現在装着されているヘッドライトを再生する方法を選択しました。
トゥアレグはヘッドライトの脱着が特殊


トゥアレグのヘッドライトは、GolfやPassatなどとは異なる構造になっています。
ヘッドライト上部の白いロックレバーを解除し、コネクターを取り外します。
その後、手前へ引くだけではなく、一度奥側へ押し込んでから手前へスライドさせることで簡単に取り外すことができます。
整備性を考えたユニークな構造になっています。
600番から3000番まで段階的に研磨


ヘッドライトの研磨は、一気に仕上げるのではありません。
今回は、
- 600番
- 800番
- 1000番
- さらに細かい番手へ進め
- 最終3000番
まで順番にペーパーを当てていきました。
粗いペーパーで劣化した表面を除去し、徐々に細かい番手へ移行することで、透明度を回復させていきます。
3000番まで磨き終える頃には、曇りはほぼ除去されますが、まだ細かな研磨傷が残っています。
専用コーティングで透明感を復活


研磨後は専用のヘッドライトコーティングを施工します。
今回使用したのは、加熱しながら揮発したコーティング剤を蒸着させるタイプです。
施工時は、
ことが重要です。
液剤が垂れてしまった場合は、再び研磨からやり直す必要があります。
また、このコーティング剤は刺激が強いため、
- 防毒マスク
- 保護メガネ
を着用して作業を行います。
ここまで透明感が回復


施工後は曇りがなくなり、透明感が大幅に改善しました。
点灯すると光量も明らかに向上し、施工前とは比較にならないほど明るくなっています。
内部へ入り込んでいた水分についてもコーティング処理を行い、できる限り改善しています。
ヘッドライト専門店ほどの分解修理ではないが十分な改善


今回の施工では、ヘッドライトを分解する「殻割り」までは行っていません。
しかし、
- 表面の曇り
- 黄ばみ
- 光量不足
については大きく改善できました。
新品交換が難しい車両や、高額な交換費用を避けたい場合には、有効な選択肢となります。
まとめ
ヘッドライトの曇りは見た目だけでなく、夜間の安全性や車検にも大きく影響します。
特に古いフォルクスワーゲンでは新品部品が高額だったり、国内在庫がないケースも珍しくありません。
今回のように研磨と専用コーティングを行うことで、交換せずに透明感や光量を回復できる場合があります。
「最近ライトが暗くなった」「ヘッドライトが白く曇ってきた」という方は、交換を検討する前に一度リフレッシュ施工を検討してみるのもおすすめです。
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