皆さんこんにちは!ナイルです。
今回は、お客様からご依頼いただいたエンジンチェックランプ点灯の診断をきっかけに、「修復歴車の本当のリスク」について解説します。
実際に点検を進めると、エンジンの不具合だけでなく、過去の修理内容にも気になる点が見つかりました。
中古車選びで後悔しないためにも、修復歴車の見分け方や注意点を知っておきましょう。
この記事はこちらのYouTubeの記事版です。
👉【事故車の闇】修復歴ありのとんでもない車が入庫したので解説します
エンジンチェックランプ点灯で入庫
今回の車両は、お客様から
というご相談で入庫しました。
東京まで車両を引き取りに行き、点検を進めたところ、エンジン側の不具合だけではなく、車体後部にも気になる点が見つかりました。
エンジンチェックランプの原因
診断機で確認した結果、エンジン側には修理が必要な故障が確認されました。
こちらは部品交換などで改善できる内容でしたが、それとは別に試乗すると、低速で段差を越えた際に「カタカタ」という異音が発生していました。
さらに外観を確認すると、修復歴車特有の症状も見つかります。
修復歴車とは?
修復歴車とは、単にキズやへこみを修理した車ではありません。
一般的には、
- フレーム
- クロスメンバー
- インサイドパネル
- ピラー
など、車の骨格部分を修正・交換した車両を指します。
修復歴があるから必ず悪い車というわけではありませんが、修理品質によっては走行性能や安全性に影響することがあります。
今回見つかった修復歴の痕跡
バンパーのズレ
購入時から後部に修復歴があると説明されていた車両でしたが、実際に見るとバンパーの建て付けがズレていました。
外観だけでも違和感が分かる状態です。
テールランプ周辺の修理跡
テールランプを確認すると、
など、本来とは異なる修理方法が確認できました。
修正機を使用した跡
ジャッキポイント付近には、修正機で固定した跡が残っていました。
これはフレーム修正を行った可能性を示す重要なポイントです。
骨格部品の位置ズレ
さらに確認すると、リーンホースメント(補強部品)が本来の位置に収まっておらず、事故による影響が残っていることが分かりました。
修復歴車の見分け方
中古車を見るときは、次のポイントを確認すると修復歴を見抜きやすくなります。
ボルトの塗装
ボルトの塗装が剥がれている場合は、一度取り外された可能性があります。
新品時は工具の跡は付きません。
パネル内側の色
外側と内側で色味が違う場合は、板金塗装されている可能性があります。
コーキング
純正コーキングは均一ですが、
修理後は
- 凹凸がある
- 手作業の跡が残る
ことがあります。
塗装のエッジ
再塗装された車両では、
- エッジ部分がザラザラしている
- マスキング跡が残る
ことがあります。
修正機の跡
ジャッキポイントやフレーム周辺に細かなギザギザ跡がある場合は、大きな事故修理歴がある可能性があります。
修復歴車は買ってはいけない?
必ずしもそうとは限りません。
重要なのは、
です。
適切に修理されていれば問題なく乗れる車もあります。
一方で、見えない部分の修理品質が低い車は、異音や走行性能の低下につながることがあります。
購入前は専門店で点検がおすすめ
中古車は見た目だけでは判断できません。
特にVW・Audiなど輸入車は、
- 下回り
- フレーム
- サスペンション
- 電子制御
まで確認できる専門店で点検を受けると安心です。
まとめ
今回の車両では、エンジンチェックランプの修理だけでなく、修復歴による修理品質の問題も確認されました。
中古車を購入する際は、
などを確認することで、事故修理歴をある程度見抜くことができます。
価格だけで判断せず、修理内容や修理品質まで確認することが、長く安心して乗るためのポイントです。
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