VWゴルフとは
ゴルフは、VW(VW)社が1974年に発表したハッチバック車で、世界中のファンから愛されている車です。
発売から40年間以上経ち、現在は8代目まで発売されています。
ゴルフの名前の由来は、ドイツ語のGolfstrom(メキシコ湾流)です。
VWが故障しやすいと言われる理由は?
VWは故障しやすい車だというイメージをお持ちの方も多いようです。
実際にはどうなのか、なぜ故障しやすいと言われているのかについてご紹介していきます。VWが故障しやすいと言われる理由は主に2つ、道路環境の違いと経年劣化です。
順番に解説します。
VWの本場ドイツと道路状況が違う
日本とドイツでは、走行環境が違います。
VW本場のドイツでは、高速道路を長い距離運転をすることが多いのに比べて、日本では、市道を走ることが多いです。
アウトバーンを高速で駆け抜けることを想定して作られた車のため、街乗りだと、車のパーツにかかる負荷が大きくなってしまうのです。
経年劣化
国産車の場合は、ほぼノーメンテナンスで乗り続けられるよう設計されていますが、欧州車は、定期的なメンテナンスや部品交換をすることを前提に設計されていることがほとんどです。
VWは、ボディやエンジンなどの各パーツが、頑丈に作られている一方で、ブッシュやマウントなどのゴム製品は、経年劣化により性能が低下していきます。
そのため欧州車は、国産車よりも交換部品やメンテナンス頻度が多く、国産車よりも故障しやすいと思われがちです。
部品のメンテナンスや交換を怠ると、大きな故障につながるため、定期的なメンテナンスを強くおすすめします。
VWゴルフによくある故障
VWの故障は、定番と言われる不具合、想像以上の出費になるトラブル、軽度なものなど、種類がさまざまです。
ここでは、VWゴルフの代表的な故障をピックアップしてご紹介します。
足回り異音:VWゴルフによくある故障
足回りから異音がする故障は、全ての世代のゴルフでよくある故障です。
足回りの異音というと、ゴムブッシュやアームのボールジョイント、ショックアブソーバーなどが思い浮かびますが、ゴルフの足回り異音の原因で最も多いのはアッパーマウントのハブベアリングです。
アッパーマウントは、車のサスペンションの上部を車体に固定するためのパーツで、ハンドリングや乗り心地などに、とても重要な役割を担っています。
異音の原因をを見極めるのは難しいのですが、走行スピードに比例してゴロゴロ音が大きくなっている場合は、ハブベアリングが劣化している場合が多いです。
エンジンチェックランプ点灯:VWゴルフによくある故障
エンジンチェックランプの点灯は、ゴルフ5以降の世代に多い故障です。
点灯の内容は様々ですが、点灯を消すためには、診断機で故障の診断をして、該当部分を修理・交換する必要があります。
ABSランプ点灯:VWゴルフによくある故障
ABSランプの点灯は、ゴルフ4以降の世代でよくある故障です。
安全装備のひとつであるABS(アンチロックブレーキシステム)の警告灯が点灯する原因として考えられるのは、ABSセンサーの不良か、本体ユニットの不良です。
センサーの故障であれば、パーツも工賃もそれほど高くはないのですが、ABSユニットの故障の場合は、内部の基板に問題がある場合が多く、現品の修理になります。
ブレーキ関連の重要な部分なので、ショップやディーラーにお願いしたほうがいい部分です。
DSGジャダー:VWゴルフによくある故障
ジャダー(judder)とは、英語で激しく振動することをいい、車が振動したり異音を出したりする現象を指します。
DSGジャダーは、その中でも、駆動系に負荷をかけたときに足回りに異常な振動が起きるクラッチジャダーのことを指しています。
おもな原因はクラッチ板の摩耗や焼き付きです。
エンジンルームから異音:VWゴルフによくある故障
ゴルフによくある故障で、エンジンルームから異音がする事があります。
VWゴルフの場合、異音トラブルはウォーターポンプが原因であることが多いです。
音の根源はウォーターポンプにつけられているベアリングですが、修理にはべアリングだけでなく、ウォーターポンプを交換します。
水漏れ(ウォーターポンプ):VWゴルフによくある故障
水漏れは、ゴルフ全ての世代でよくある故障です。
ナイルでは、ウォーターポンプに関しては、必ず純正品を使用します。
VWゴルフのウォーターポンプは、社外品も多く出回っていますが、耐久性がいまいちで、数万キロで故障するケースもよくあります。
エンジンの働きに大きく影響する部分でもありますので、純正品に交換します。
工賃の関係で、同時にタイミングベルトを交換するのが賢い方法です。
消耗品の劣化:VWゴルフによくある故障
VW車に乗っていると、ブレーキパッドやバッテリーなどの消耗品の劣化による不具合を故障と間違えてしまうことがあるようですが、VW車は、車検のタイミング以外でも、部品の経年劣化による不具合が発生することが多いです。
ここできちんとメンテナンスをしておくことで、大きな故障を防ぐことができますので、異常を感じたら、なるべく早めに点検・整備をしましょう。
部品交換の場合、見積もりを最初にとってもらうなどの方法を取れば、想定外の出費になる心配もありません。
VW ゴルフのリコール情報は?
お持ちのゴルフがリコール対象車かどうかを調べるには、車検証に記載されている車台番号をもとにした「リコール検索」が簡単でおすすめです。
VWのリコール情報を調べる:https://recall-search.jp/frontend/vw/
「当てはまるかも?」と思うリコール情報を参考に、型式をチェックしましょう。該当車両の不具合は、VW販売店(ディーラー)で無償修理・部品交換をおこなうことができます。
VWゴルフのリコール情報の一部をご紹介していきます。
「このリコールに当てはまるかも?」という方は、下記リンクより「リコール検索」をしてみましょう。車検証に記載されている車台番号を入力すれば、型式がリコール該当車両かどうかを調べることが可能です。
当てはまっていた場合には、ディーラーに連絡し対応してもらいましょう。