Audi A6の湿式7速S-tronicオイル交換方法と注意点

DSG

お電話やメール等でのお問い合わせは、対応に漏れが出てしまう恐れがございます。
必ずラインでのお問い合わせをお願いいたします。
ナイルのYouTubeのチャンネル登録をしたスマホ・PC等のスクリーンショットを送っていただいた方は、見積無料のサービスを行っております。

【VW専門特化のベテランメカニック集団があなたのお悩みにお答えします!】
御来店の難しい方や、DIYでの整備の方法などを知りたい方は、有料サービスのメカコンシェルジュをご利用下さい。


こんにちは、ナイルメカチャンネルへようこそ!

今回は、Audi A6の湿式7速S-tronicオイル交換作業の詳細をお届けします。過去の動画では、乾式7速DSG、湿式6速DSG、湿式7速DSGについてご紹介しましたが、今回は湿式7速S-tronicの交換手順と、オートマチックオイル交換の際の注意点について詳しく解説します。


S-tronicとDSGの違い

まず、S-tronicとDSGの違いについて簡単に説明します。AudiのS-tronicは、フォルクスワーゲンのDSGと基本的には同じ技術ですが、レイアウトが異なります。具体的には、フォルクスワーゲンのDSGは横置きエンジンに対応しているのに対し、AudiのS-tronicは縦置きエンジンに対応しています。今回作業するAudi A6は縦置きエンジンのレイアウトになっています。


オートマチックオイル交換の重要性

オートマチックオイルの交換は定期的に行う必要がありますが、特に過走行の車の場合、オイル交換には注意が必要です。過走行車のオートマチックオイル交換が推奨されない理由は、オイルパン内部の鉄粉が新しいオイルと撹拌され、トランスミッションにダメージを与える可能性があるためです。


S-tronicオイル交換手順

  1. オイルの排出
    • ドレーンボルトを外し、オイルを排出します。
  2. フィルター交換
    • S-tronicには2つのフィルターがあります。外側のフィルターを取り外し、新しいフィルターに交換します。
  3. オイルパンの取り外し
    • オイルパンのボルトを緩めて取り外します。内部には鉄粉を吸着するためのマグネットがあり、これを清掃します。
  4. オイルパンとマグネットの清掃
    • オイルパンとマグネットを綺麗に清掃し、再び取り付けます。
  5. 新しいフィルターの取り付け
    • 内部のフィルターを新しいものに交換し、オイルパンを再取り付けます。
  6. オイルの注入
    • ドレーンボルトを締め、上部の注入口から新しいオイルを注入します。専用のアダプターを使用し、重力を利用してオイルを注入します。
  7. エンジン始動とシフト操作
    • エンジンを始動し、シフトを一通り操作します。オイル温度が35度から45度になるまで待ち、適切な油量を確認します。
  8. 最終確認
    • オイル量が適切であることを確認し、ドレーンボルトを規定トルクで締め直します。

過走行車のオートマチックオイル交換の注意点

過走行車の場合、オイル交換を行う際には必ずオイルパンを外し、マグネットやフィルターの清掃を行うことが重要です。これを怠ると、内部の鉄粉が新しいオイルと撹拌され、トランスミッションに重大なダメージを与える可能性があります。


まとめ

今回の作業で、Audi A6の湿式7速S-tronicオイル交換の手順と注意点について詳しく解説しました。オイル交換は定期的に行うべきですが、過走行車の場合は特に慎重に行う必要があります。

ナイルメカチャンネルでは、今後も車のメンテナンスや修理に役立つ情報を提供していきますので、チャンネル登録といいねをお願いします。また次回の動画でお会いしましょう。さよなら〜!


このブログ記事が皆さんのお役に立てれば幸いです。

タイトルとURLをコピーしました