みなさんこんにちは。ナイルの平田です!
今回はお客様の車にECUコンピュータチューニングをしていきます。
ECUコンピュータチューニングのメリットとは?
コンピュータチューニングのメリット・デメリットについてご紹介していきます。
その前にまずコンピュータチューニングがどういうものか、サブコンと何が違うのかというところからご説明します。
ECUチューニングでプログラムを最適化してパワーアップ
コンピュータチューニングはエンジンのECUのプログラムを最適化(バージョンアップ)させるものです。
出荷時の車は、その車体が本来持つパワーの60%程度のプログラムで組まれているといわれています。
このプログラムを最適化することでパワーアップするという仕組みです。
ナイルで扱っているGIACのコンピュータチューニングでは60%のパワーを→80%に引き上げてパワーアップできます。
トルクも馬力も目に見えて上がるので、走るのがとても楽しくなっちゃいます。
パワーアップに関して ECUチューニングは費用対効果がとても高い
GIACのステージ1を施工する場合、費用は13万円ほどなのですが、 ステージ1で80馬力くらい上がります。
他のパーツで80馬力あげようと思ったらインテークかえてマフラー替えて、色んなプラグかえてコイル替えて…とやってももここまで上がりません。
そのため、ナイルとしてはチューニングの第一歩としてコンピュータチューニングをおすすめしています。
ECUチューニングした場合ディーラーが対応してくれなくなる可能性が高い
新車購入から3年、5年以内の方にはデメリットがあります。
ECUチューニングは新車購入から3年または5年以降の車にお勧めしています
ディーラー・メーカーは、保証期間内であってもコンピュータチューニングしている車は対応してくれません。
例え壊れた理由が足回りやミッション電気部品でも、コンピューターチューニングをしていたら一切受けてくれない場合がほとんどなのです。
そうなるとお客様がこまるので、ナイルでは新車の保証が3年目以降・延長保証がある人はその期間が切れた後に施工することを強くお勧めしています。
保証期間中の方はECUチューニングではなくサブコンがおすすめ
コンピュータチューニングがお勧めできない方にはサブコンをお勧めします。
エンジンルームに小さいコンピュータをつけてやるもので、これならすぐノーマルに戻せるので問題ないです。
ただしサブコンはチューニングではあるけれど、あくまで各センサーをごまかすことでブーストをあげるものなので、コンピューターチューニングと比較するとパワーの出方が異なります。
近年のサブコンは十分走るし、乗り味が気にならない車も多いので、保証期間中のお客様はご検討いただければと思います。
ECUチューニングのために交換するパーツ
ECUコンピュータチューニングのためにパーツ交換が必要な場合があります。
ステージ1まではノーマルの車でok
ナイルで施工しているGIACは、ステージ1の施工なら、ノーマルで大丈夫です。
これだけでだいたい80馬力前後パワーアップします。
ステージ2に行くと交換必須パーツと交換推奨パーツがあります
ステージ2まで行くとかなりお金がかかります。
今回のお客様の ゴルフGTIパフォーマンスも、かなり色々なパーツを替えていらっしゃいます。
ステージ2交換必須パーツ:GIAC ECUコンピュータチューニング
- 社外の強化ディバータバルブ
- 社外スポーツキャタライザー(ダウンパイプ)
- 社外キャットバックエキゾースト(マフラー)
- 社外ハイプレッシャー燃料ポンプ
推奨アイテム:GIAC ECUコンピュータチューニング
- 社外インテーク
- 社外インタークーラー
車(エンジン)によってはステージ3まである車もある
ステージ3にすると強化コンロッド・強化ピストン…と、エンジンのパーツも変えないといけなくなるのでカリッカリになります。
サーキットを走る方のように、コンマ何秒を追求する場合ならいいかもしれませんが、街乗りや高速道路を走る分にはステージ1で十分です。
ゴルフGTIパフォーマンスにECUチューニング
こちらのGTIパフォーマンスにGIACをコンピュータチューニングします!
今回施工させていただくお客様は、ずっとお付き合いさせていただいている方で、このGTIパフォーマンスも走行距離12万キロを超えても快適に走ってくれています。
この車は過去にGIACのステージ1を入れていて、今回は車検のついでにステージ2施工です(男前)
イグニッションコイルを交換していたり、クランクのプーリーがNEUSPEEDのパワープーリーだったり、いろんなカスタムが施されています。
ゴルフGTIパフォーマンスのチューニング前後のパワー数値
GIAC ステージ1施工後は75馬力アップ トルクは68Nmアップ
GTIパフォーマンスに以前施工した GIACステージ1では、
馬力は230Ps→305Ps
トルクは350Nm→428Nm
75Ps・68Nmパワーアップしました!
GIAC ステージ2施工後は30馬力アップ トルクは68Nmアップ
今回施工した GIAC ステージ2の場合
馬力は305Ps→335Ps
トルクは428Nm→496Nm
30Ps・68Nmパワーアップしました!
燃料ポンプをLOBAに替えます
燃料ポンプを高圧に耐えうるポンプに交換します。
純正を加工して吐出量50%アップ・強度もアップ!スプリングの太さも若干太く感じます。
各所に色んなコーティングもしてあります。
ちなみにECUチューニングで燃費は変わるのか
燃費はトルクが上がる分、回転数をそこまで上げなくてもいいので、一概に悪くなるとは言えないんですが、皆様走るのが楽しくて踏んじゃうという点でトントンです。
ゴルフ5RやゴルフRでエンジンをかけるとカチカチ音が鳴る現象
ポンプはカスタムする人もしない人も、よくダメになっちゃう部品があります。
カムフォロワーと言われるパペット
こちらががすり減っているのがカチカチ音の原因です。
ココがすり減ることで音が発生するので新しいものに交換していきます。
GIAC ステージ2をインストールして作業終了
高圧燃料ポンプがつきました。
パイプを組んで元に戻してコンピュータでチューニングしていきます。
インストールには1・2時間かかります。
コンピューターチューニングすることで、パワーアップしますよ!
コンピューターチューニングというと車がじゃじゃ馬化するイメージがあると思いますが、
GIACに関しては、トルクフルで乗りやすい仕上がりになっています。
GIACはソフトウエアのプログラム開発を専門に扱っている会社で、ナイルでもこれまで100台以上扱っていますが不具合は一回も起きたことがありません。
GIACは18年間自動車のチューニングに携わり続けてきた世界屈指の老舗ソフトウェア開発会社です。優れたパワーと高い信頼性を誇り「Factory Smooth」な高性能ソフトウェアの開発で知られています。チューナーとの共同開発によるスペシャルプロジェクトにも対応できる卓越した応用力やチューニングノウハウを買われ、世界22カ国に220以上のディーラーを展開しています。 GIACのソフトウェアは点火時期、燃料吸入、燃料計算、ブースト設定 、レブリミッター、スピードリミッターの調整によりパフォーマンスを最適化します。またいくつかのアプリケーションにおいては燃費の節約にもつながります。パフォーマンスプログラムは、スムーズな運転性能を犠牲にすることなく、トルクと馬力を劇的に向上させるよう組まれています。多くのプログラムは社外モディファイパーツにも適合するよう作られています。
ECUチューニング | GIAC (ジーアイエイシー) (sors.jp)
リコールや補償でディーラーに出さないといけない時はいったんノーマルに戻すこともできます(有料)
年に4回価格10%オフなどのキャンペーンをやっているので、是非ご検討いただければと思います。
YOUTUBE視聴者の男女比率がすごい
最近おかげさまで忙しく、作業待ちのお客様も多くて大変申し訳なく思っております。
そのためYoutubeを撮る時間がなかなかないのですが、皆さまが観てくださったり、観た方が来店してくださったりと、ありがたい反応をいただいているおかげでなんとか頑張れています。
このナイルのメカチャンネルなのですが、視聴者さんの男女比率がすごくて
なんと男性99.2%に対して女性が0.8%
圧倒的男性人気
噂ではナイルスタッフとムツミスタッフの合計が0.8%ではないかと言われております。
大変多くの男性の方に観ていただいて、嬉しい限りです…