DSG乾式7速の仕組みをわかりやすく解説|シフトチェンジの動きとオイル交換の考え方

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皆様こんにちは、ナイルの平田です。

今回は、フォルクスワーゲンでよく話題になる
DSG乾式7速ミッションの仕組みについて、できるだけわかりやすく解説していきます。

「DSGってよく聞くけど、実際どういう仕組みなの?」
「シフトチェンジが速い理由って何?」
「乾式7速ってオイル交換した方がいいの?」

そんな疑問を持っている方に向けて、今回は実物に近い練習用ミッションを使いながら説明していきます。

この記事はこちらのYouTubeの記事版です。
👉7速乾式DSG解説動画 ミッション編 VW専門店がなるべく分かりやすく解説します!

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まずはここからチェック

DSGってそもそもどんなミッション?

DSGは、簡単に言うと

マニュアルミッションをベースにしながら、自動で変速してくれる仕組みです。

一般的なオートマとは少し考え方が違っていて、
中身としてはかなり“マニュアル寄り”です。

そこに

  • クラッチ操作
  • ギアの切り替え

この2つを自動で行う仕組みが組み合わさっています。

そのため、普通のATとは違ったダイレクト感があり、
変速も非常にスムーズで素早いのが特徴です。

ドライブに入れると何が起きるのか?

まずミッションをDレンジに入れると、
メカトロニクスが1速にギアを入れる準備をします。

ここで重要なのが、DSGは

  • 奇数段側
  • 偶数段側

で役割が分かれていることです。

たとえば、

  • 1速・3速・5速
  • 2速・4速・6速
  • さらにバック

というふうに、内部で担当が分かれています。

この構造によって、
今走っているギアの次のギアを先に準備できるんです。

DSGの変速が速い理由

DSGがスムーズに変速する最大の理由はここです。

たとえば今、1速で走っているとします。

その時点で内部ではすでに次に使う2速がスタンバイしている状態になっています。

なので1速が終わった瞬間に、
すぐ2速へ切り替えられる。

さらに2速で走っている間には、
今度は3速が待機しています。

つまり、

  • 1速走行中に2速を準備
  • 2速走行中に3速を準備
  • 3速走行中に4速を準備

という流れで、
次のギアを先回りして準備しながら変速しているわけです。

これによって、変速ショックが少なく、テンポよくシフトチェンジできるというDSGらしいフィーリングが生まれています。

今回のミッションは練習用

今回使っているのは、あくまで練習用のミッションです。

なので動画内では比較的サクサク分解していますが、
実際の車両に付いている本物は、もちろんもっと丁寧に扱っています。

分解の流れとしては、
各ギア側の部品を順番に外していきながら、
どの部分がどの段を担当しているのかを見ていく形です。

普段は外から見えない部分なので、
DSGの中身をイメージするにはかなり面白い内容だと思います。

6速・バック側に使われるベアリングのトラブル

今回の解説の中で特に触れているのが、
6速・バック側の機構に入っているベアリングです。

ここはほかと少し違って、ベアリングが使われています。

このベアリングが傷んでくると、

  • ベアリングが砕ける
  • 破片が引っかかる
  • ギアが正常に動かなくなる

といったトラブルが起きることがあります。

その結果、

  • ドライブに入らない
  • ギアがうまく選べない

という症状につながるケースもあります。

乾式7速DSGでは、このあたりが定番トラブルのひとつとして知られています。

対策品への交換でトラブル軽減

こうしたトラブルが出やすい部分については、
内部で対策品に交換することで、再発リスクを下げる対応を行うことがあります。

もちろんすべての車が必ず壊れるわけではありませんが、
同型ミッションでよくある弱点を知っておくことは大事です。

DSGは便利で性能も高い反面、
こういった機械的な弱点や持病も理解して付き合っていく必要があります。

乾式7速DSGのオイルは交換した方がいいのか?

ここ、かなり気になる方が多いと思います。

ナイルとしての見解は、オイルは換えた方がいいです。

乾式7速DSGについては、
「交換不要」と言われることもありますが、
現場感覚としてはそう単純ではありません。

オイル交換をすすめる理由

オイルを交換することで期待できるのは、

  • シフト動作がスムーズになる
  • 内部機構の動きが軽くなる
  • メカトロの保護につながる
  • クラッチ保護にもつながる

という点です。

DSGは機械的に精密な制御をしているミッションなので、
内部の動きが渋くなると、どうしても各部に負担がかかります。

その意味で、

状態のいいオイルを保つことは、結果としてミッション全体の保護につながると考えています。

「壊れてから」ではなく「守るための整備」

DSGに関しては、どうしても

  • 壊れた
  • 動かない
  • 変速しない

というトラブルの話が目立ちます。

でも本当は、壊れてから大きな修理をするより、状態がいいうちに守る整備をする方が理想的です。

特に乾式7速は、
「乾式だからオイル関係ない」と思われがちですが、
実際にはミッション全体のフィーリングや保護の観点で考えるべき部分があります。

DSG乾式7速とうまく付き合うために

乾式7速DSGは、

  • 変速が速い
  • 燃費がいい
  • ダイレクト感がある

という大きな魅力があります。

その一方で、

  • ベアリングトラブル
  • メカトロ負担
  • シフト不具合

といった注意点もあります。

だからこそ大事なのは、

仕組みを知ったうえで、無理をさせず、必要な整備をしていくことです。

まとめ

今回のポイントをまとめると、こんな感じです。

  • DSGはマニュアルベースの自動変速ミッション
  • 奇数段と偶数段を分けて次のギアを先に準備している
  • その仕組みがスムーズな変速につながっている
  • 乾式7速では6速・バック側のベアリングがトラブル要因になることがある
  • オイル交換は、メカトロやクラッチ保護の意味でもやった方がいいと考えている

DSGは難しそうに見えますが、
構造が分かると「なるほど、だからこういう動きをするのか」と見えてきます。

ナイルからひとこと

DSGの不具合や違和感は、放置すると大きな修理につながることがあります。

  • 変速がギクシャクする
  • 入りが悪い
  • 違和感がある
  • 乾式7速のメンテナンスが気になる

そんな方は、早めに専門店へ相談するのがおすすめです。

ということで今回はここまで。
また次の動画、次の記事でお会いしましょう。
さようなら。

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