みなさんこんにちは。ナイルの平田です!
今回は、ロアアームブッシュの裏技修理をご紹介します!
ティグアンのロアームブッシュに亀裂
遠方から来ていただいたティグアンのお客様。
今回は、完全には切れていないんですが、このようにロアアームブッシュに亀裂があり、ハンドルが降られるなどの症状が出ています。
ディーラーの場合はブラケットごと交換になる
この場合、ディーラーさんでは、ブラケットごと交換することになるのですが、その場合は、費用が1万3千円から1万5千円ほどすることになります。
ナイルでは、以前のブーツ交換動画で、ボールジョイントをかえるのではなく、ブーツだけを替えるという裏技をやりました。
今回のブッシュについても、ブッシュそのものに問題がなかったため、そういった裏技を使っていきたいと思います!
ロアアームブッシュの交換作業
さっそく交換作業をやっていきます。
ブラケットを外す
アライメントが変わってくる可能性があるため、ブラケットを外すときに、同じ位置に戻せるようマークを付けていきます。
結構長穴なんです。
ここにはリジカラを付ける方もいらっしゃいます。
昔のポロなんかはブッシュ自体がもっと薄くて、ちぎれるとタイヤが変な方向を向いてしまうことがありました。
ブッシュを交換
亀裂が入ったブッシュを打ち抜いて、新しいブッシュを打ち込みます。
元の場所に戻し、ボルトをしめる
角度じめというしめ方をします。
細い方は50ニュートンで90度、太い方は70ニュートンで180度しめます。
試運転して確認
試運転して、ハンドルのセンターが出ているかどうか確認して、良ければ作業完了です!
ディーラーでは、ボルトは必ず新品交換
ボルトは、ディーラーさんの場合は、必ず新品に変えるという規定です。
ナイルの場合は、状態に応じて新品に変えるか否かを判断しています。
安全性に関わる部分なので、ご自身で修理なさる場合は、必ず新品のボルトに交換してください。
ロアアームブッシュの入手方法
ブッシュ単体は5千円ほどで手に入ります。
打ち替えをする分、ブラケットの交換よりも工賃がかかりますが、部品の価格が抑えられるので、ブッシュ交換よりもお得になります。
ただ、ブッシュ単体を部品で探してもなかなか見つかりませんので、
ブッシュだけ入手したいときは、9Nポロ用のロアアームブッシュを探してみてください。
9Nポロ用のブッシュについては、ブッシュだけで手に入り、対策されたものなので、ゴルフ6系のブッシュに変わっています。